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山が喋っていた

にも遙かなのだろ

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にも遙かなのだろ


継母と弟を斬り堀越公方となった足利茶々丸。
遊女?香月を伴い奥修善寺の隠し湯へ赴いた茶々丸は、
湯壷で痩せぎすの若僧と打ち解ける。(「修善寺の菩薩」)。
戦国黎明期を駆けた伊勢宗瑞こと北条早雲とは
破滅の凶手か、革命の嚆矢か。
内容(「BOOK」データベースより抜粋)

風雲急を告げる

本書は脇役の視点から北条早雲を描き出す6つの連作短編集。
各話の繋がりが時系列な事もあり、
長編としても楽しめる完成度の高い一冊です。

重すぎる自負心を利し
徳を説いて祭り上げる。

主人公の早雲も、所詮は戦国の武将です。
現代の倫理感からすれば
「人品骨柄いやしからぬ」な人物ではありません。
それでも道義心が強く、群雄割拠の時代に
少なからぬ安定をもたらしました。
けれどそれさえも戦国時代の幕開けを告げる、
「風雲」でしかなかったんですよね。
人が作る世と言うのはあまりにも儚くて。

蛇足で「かわらけ」の中で語られる、三浦半島?油壺。
何度も遊び行って親しんだ土地なのですが、
地名の由来は寡聞にして知りませんでした。
そんな言い伝えがあったなんて……。意味合いは違うけれど、
サイパンのバンザイクリフを思い出しました。


妻はそれきり11年、口を利かなかった――。
30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月。
ガルシア=マルケスを思わせる感覚で、
日常の細部に宿る不可思議をあくまでリアルに描きだす。
過ぎ去った時間の侵しがたい磐石さ。その恵み。
人生とは、流れてゆく時間そのものなのだ――。
内容(出版社内容紹介より)

「無いに越したことはない」なんて無い。

本書は第141回(平成21年度上半期) 芥川賞受賞作。
最初から冷め切った妻との関係、収入の担い手たる男性像と、
世代を超えた既視感が秀逸。でも男性にとっ老年黃斑病變てはホラーかも?

突然不機嫌になる妻
不倫に誘う女達
そして
巣立って行く娘

本書は人生の儚さを「過去の為に生き疣治療ること」として描きます。
そして流されるままに生きてきた男が、五十にして得た境地

過去と言うものは、ただそれが過去と言うだけで、
どうしてこんなう(本文より)

に、言いようも無い共感を覚えました。
ただ「無いなら無いに越したことはないようなモノ」
によって人生は存続しているとありますが、
でもそれって、

「無いに越したことは濕疹ない」なんて無い。

って事ですよね?人生は今も続いているのだから。
過去に遭遇した苦しみも、これから迎える哀しみも、
きっと何かしら糧になる。そう前向きに考えます。

ただ、やっぱり男性にはちとホラーかも。
結婚が墓場で、終の棲家が牢屋だとしたら……
やっぱり「無いに越したことはない」
ですかね(小さい声で)
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